母島最高峰の乳房山と二番目に高い堺が岳を春霞に曇るなか、仲のよい親子3名と登りました。あいにくお父さんは仕事の関係で留守番だとかでしたが、ツアーの途中で奥様にメールが入るなどご夫婦の連携もばっちりな家族です。長女の娘さんがうちの次女(すでに嫁に行ってます)とほぼ同じ歳で5歳年下の弟さんがうちの長男と同じ歳で大学1年でした。そんな親子構成だったので、おかーさんとは共通の話題も多く楽しい一日をほのぼのとした親子3人と過ごしました。
写真のように乳房山も堺が岳も標高400m以上のところでは、まさしく雲霧帯でしたがこういう日は、眺望ではなく目の前に迫る水滴に濡れるシダ類をはじめとする雲霧林ならではの植物たちとその葉っぱのすみでつつましく生きる固有のカタツムリを観察できます。
まだ少々肌寒いこの日でしたが、3人ともそれぞれに母島の固有陸産貝類を探し4~5種は確認する事ができました。
ガラパゴスのゾウガメやイグアナのように目立つ生き物ではないのですが、そのカタツムリがはたす役割や重要性を説くことがガイドの役目です。
この日もそんな話を交えてツアーをすすめました。
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