香港から春節の長期休暇を利用して小笠原にダイビングで来島されたお客様を来島初日から二日続けて母島の山をご案内しました。
右の写真は、2月5日の最後に訪れた御幸之浜園地での写真です。
全く偶然に里帰りしていた島の女子大生とばったり出会ったのです。
屈託のない二人の笑顔とお客様のちょっと照れた笑顔が素敵だったのでトップの写真にしました。
ちゃんと乳房山や南崎もご案内しています、その写真は3枚目以降になりますけど・・・・・。
明日からの二日間の母島でのダイビング、そして父島での滞在も楽しんでください
なかなかこの日記が更新できずに今日に至ってしまいました。
今年初のガイドではないのですが乳房山に同世代のご夫婦二組をご案内した様子を報告します。
小笠原といえども1月はやはり寒い日があります、特に風向きによってその感じ方が随分と違います。今日は北風だったのですが程よい日差しがあり乳房山の尾根で感じる風は少し汗ばんだ体には心地よく感じるトレッキングびよりだったのではないでしょうか?
今日のお客様は大変仲の良いご夫婦二組でうらやましい限りです(うちが仲の悪い夫婦ということではないのですが)、これからもご夫婦でどこかのトレッキングやハイキングに挑戦して下さい。
これからも健康で末永くお過ごし下さい、機会があればまた母島の別の山にも御一緒に登りたいですね。
秋らしさを感じる乳房山に新婚旅行で京都から来られた若いお二人をご案内しました。
この数週間まとまった雨がなく乾いた乳房山だったため奥様が見たがったオガサワラオカモノアラガイは残念ながら発見できませんでした。テンスジオカモノアラガイや他の樹上性のカタツムリはどうにか発見しましたが。
でもこんなに乾いた乳房山だったので中間点にある人口水場では次から次へとメグロがやってきました。写真撮影のため3mほどまで近づいても逃げようとしない海洋島の鳥に驚いていました。
すべてコンプリートするより何か課題を残すことも大切です、次回はぜひ石門でオガサワラオカモノアラガイに挑戦してみてください。
さて、明日からの新婚生活お二人ならよい家庭が築けると思います。お幸せに・・・・、母島からも応援しています。
9月も後半に入りましたがまだまだ暑い日が続いています。そんな昨日新婚さんお二人と若い女性二人組の6名を乳房山へご案内しました。
写真は乳房山の頂上での記念撮影です。かなり昔の話になりますが女子大生グループを乳房山へご案内したときのような華やかさです。
登りではお客様自身でここでしか見ることができないカタツムリを発見してくれました。私が紹介するよりご自身で見つけることは何倍も印象に残るはずです。
帰りの大崩湾を見下ろす乳房山で一番の眺めの時には雲も飛んでボニンブルーの海が生えていました。
皆さん昨日のおがさわら丸に乗船したので、そろそろ竹芝につく時間かと思います。また機会がありましたら皆で南崎か石門に挑戦したいですね。
母島の山も秋の気配を感じる8月の下旬、ちょうど親子ほどの年齢差があるお二人を石門にご案内しました。
堺が岳の頂上下や石門終点の東港が見下ろせる展望スポットにも、ムニンセンニンソウが清楚な白い花を咲かせ私たち3人を出迎えてくれました。
また、この時期はオガサワラオカモノアラガイも大きくなっていてたくさんの個体をお客様自身で発見してくれました。最近ガイドをして思うことですが、私の解説よりお客様が自分で発見して感動する方がより深く印象に残りますね。
おじさん二人と女性お一人というちょっとかわいそうな組み合わせでしたが、終了のころは何となくチームワークもでき楽しいツアーで終了しました。たまには茂木さん自身もこのブログの写真に登場してみては・・・。というアドバイスで今回は僭越ですが私も掲載されています。
新婚旅行のお二人を二日間連続して南崎と乳房山をご案内しました。
ご主人はドイツの方で母島でドイツ人といえばロース石を発見したロースラルフさんです。左の写真は二日目の乳房山入林前にロース記念館に立ち寄ってロースさんの胸像と記念撮影したものです。
月末まで父島で過ごされその後9月にはご主人がドイツへ奥様は準備の後ドイツへ出発という話をしていました。
34年前女房と二人で右も左も分からない母島に移住したころとオーバーラップします。
これからの人生お二人にはいろいろなことが起こると思います、がこの二日間のようにお互いの立場を尊重して仲良くやっていけば多少のことは乗り越えられると思います。
母島の地からお二人のご活躍を応援しています。
昨日まで晴天が続いていましたが、この日は「では出発しましょう」というとき台風10号の外側の雲がかかったのか雨が降り始めました。
まとまった降雨がなかったので山や畑にとっては幸いな雨です、しかしツアーにとっては不幸な雨・・・。
どうしましょうか?行けるところまで行ってまだ降り続くようなら途中で引き返すことも・・・、という条件で入林。
しかし、お二人の思いが通じたのか堺が岳あたりで雨は上がり、霧に覆われた石門らしい雰囲気の中ツアーを終えることができました。
そんな霧に覆われた石門では、ハハジマノボタン、オガサワラシコウラン、バイケイランの開花。また雨で大喜びのオガサワラオカモノアラガイやハハジマヒメカタゾウムシなどにも出会うことができました。
今日の船で地元に戻られ月曜日から出勤とのこと、内地でのご活躍を母島より応援しています。
また機会があれば一緒に母島の山を歩きたいですね。
梅雨明けの夏の日差しを感じる今日私とほぼ同世代のご夫婦を南崎にご案内しました。
7月1日の今日は小笠原諸島返還50周年の母島記念式典の日でもありました。
9時30分の「ははじま丸」で来島された小池都知事を3人で出迎えてからの出発です。
その後10時過ぎに南崎ロータリーから入林しましたが今度はそこでヘリで母島に来島した国土交通省の大臣一行にも偶然会ってしまいました。
この後、村はパレード、式典等々で大忙しだったと思います。申し訳ありませんが私たちは人の少ない南崎をのんびりとトレッキングです。 世代が一緒ということで共通の時代ステージにいて共通項の多いお二人とは話題がよく合いました。またお昼を食べた南崎の分岐にはバードバスにメグロもたくさん集まりきっと良い写真が撮れた事と思います。最後は御幸の浜に寄って貨幣石をご案内してツアーを終了しました。
今夜は小笠原の最後の夜、沖港で開催される「はは丸いナイト」を楽しんでください
相棒のエリック君と2回目の小笠原旅行に来島したお客様を石門にご案内しました。
快晴の初夏とは言えない空模様でしたが逆に夕方から上昇気流が霧となって乳房山から石門の山頂を覆いまさに母島の雲霧帯ができる様子が手に届くとこで観察できました。
また石門の帰途、お客様がなんだか腕がもそもそする、と言って私に見せてくれたところにヒメカタゾウムシがいました。
去年の石門では2回しか観察できなかったヒマカタゾウムシですが、今年はこんな形で初登場です。小笠原が海洋島で特殊性を語れる小さいけど大変きれいなキャラクターです。少し前にお客様にその話をしたのも偶然ですが、よく気が付いて払いのけづに教えてくれました。私にとっても貴重な石門ツアーとなりましたありがとうございます。
夏本番の少し手前の5月下旬、東京から二航海で来島されたお客様を南崎、石門、乳房山等々母島の観光で行くことができる山のルートを3日間にわたりご案内しました。
例年ですとこの時期梅雨になっていることが多いのですが今年はやや空梅雨、しかし一日雷を伴う雨の日があり予備日を使うことになりました。3日間快晴とはいきませんでしたがそれぞれの山の特徴を感じてもらえたのではないかと思います。
愛鳥家のお客様は最終日ご自身でアカガシラカラスバトを発見カメラに収めることができました。と同時にここのハトの最大の特徴である警戒心の無さや野生動物らしからぬのんびりした動きに驚いていました。
今日から後半の父島ですが、父島でも母島とは違った山の雰囲気を楽しんでください。
乳房山らしく雲霧に包まれた中を固有のカタツムリを探しながら楽しく明るいお客様をご案内しました。
北海道から二航海で来島されたほぼ私と同世代のお二人です。
頂上から下った乳房山登山道で一番眺めの良いところも写真のように7割がた霧の中でしたが
その幻想的な雰囲気がお二人を魅了していました。
その手前の儀兵衛山休憩所では晴れていたのですがこの時期はこうした霧に覆われることが多い乳房山の頂上付近、この霧が乳房山、石門ならではの固有のカタツムリに進化させたのです。
今日から父島へ移動ですね、父島でも母島とは一味違った自然を楽しんでください。
ニュースではGW後半戦という話ばかりですが、小笠原は5月5日の出港でGWに来島のお客様が帰るため昨日が最終日になります(島の子供たちは6日までがお休みでまさに後半戦ですが)。
そんな昨日父島母島でダイビングを楽しんだお二人を半日堺が岳へご案内しました。
写真のように霧に覆われ小雨の中でしたが堺が岳らしい幻想的な雰囲気を楽しんでくれました。植物は雨や霧に濡れた方がきれいに見えます、特にシダ植物には雨が似合います。
今日の船で戻られ、内地でのお仕事が始まりますがまた機会がありましたら是非小笠原にお越しくださいお待ちしています。
梅雨入りの前の不安定な気圧配置の為なのか毎年雨の日が多いGW、今年も前半の二日間は雨でした。
そんな雨の中でも元気な若者たちは全員乳房山登山を楽しんでくれました、写真は最後にやっと雨が上がった大剣の見晴らし台からの写真です。4組7名のパーティーです。中国から参加したカップルもいてなかなかインターナショナルでユニークなメンバーでした。
新たな人との出会いは、旅先での楽しみの一つです。このメンバーは同じ「はは丸」で父島に移動、父島でもきっとどこかで顔を合わせることになるでしょうこの日の雨のツアーを縁に声をかけあってください。
後半の写真はこの日の前日から南崎ツアーに参加いただいたお二人の写真です。4月30日の朝も結構な雨になり、どうなるかと思っていましたが北港へドライブに行き時間をづらし予定通りのコースを歩き切りました、次回は母島にぜひダイビングと山で遊びに来てください、お待ちしています。
南風がさわやかに吹く4月の乳房山を大阪から来島されたご夫婦をご案内しました。
世代は私より一回りほど先輩になりますが大変若々しく好奇心旺盛なお客様です。
写真のように好天に恵まれた分、母島ならではのカタツムリを探すのに苦労しました。
どうにか私が発見した後、奥様が山頂を越えたところで見つけてくれました。自分の目で探して発見することはガイドツアーの中では重要なことです。人から教えてもらうことより何倍もの喜びと印象に残るからです。
何年か後は、私たちも二人のようなご夫婦を見習いたいと感じた一日でした。ありがとうございまいた。
今日が誕生日のお客様を、3月2日に南崎、鍋弦山そして3月3日に乳房山をご案内しました。
昨日今日と天候には大変恵まれ、アカガシラカラスバト、メグロ、オガサワラオカモノアラガイ、シマウツボなど母島のアクターやアクトレスたちに巡り合えました。
決して大きくはない母島ですが3か所をご案内したことで植生の多様性を感じいただけたと思います。そうした多様性が新生固有種を生み出す土壌になっています。
明日は、芝崎さんと堺が岳の予定ですね、今日は残念ながら鳴き声しか聞かれなかったオガサワラノスリに出会えるといいですね。
お誕生日プレゼントの「タコの実酒」、ほんの味見程度ですが実家に戻ってお父様とご笑味ください。また明日と父島の旅も楽しんで帰ってください、またの来島をお待ちしています。
今年になって初めてのブログです。昨日はご主人が2回目のリピータです、その時母島を気に入り今回は奥様と二人で母島のみの旅程で来島しました。 お二人とも私とほぼ同世代自分の夫婦と比較するわけではありませんが写真のような仲の良さがいいですね。
メールのやり取りで最初は乳房山トレッキングを予定していました。そのウオームアップで東京の山をお二人で登ったそうです(そこまで準備すること自体今回の旅行への意気込みが分かります)。その時奥様が少々腰を痛めたとのことで乳房山から南崎へ変更しました。
冬のこの時期でしたが風もなく恵まれた天候の中、心地よいトレッキングを私も楽しませていただきました。
もし機会があれば次回は乳房山に挑戦してください。
秋晴れの昨日、個性豊かな3人のお客様を乳房山にご案内しました。
それぞれ一人旅なのですが、父島でも同じツアーで同行したり一緒に食事を取ったりとチームができている3人組です。
旅の楽しさの一つに旅行先での人との出会いがあります、3人はそれをクリアーしていました。今日はそこに私が加わり母島に魅力を伝えました。
乳房山では、必ず紹介するカタツムリやメグロですがこの日のコンディションは少し中途半端でした。アカガシラカラスバトも鳴き声は聞こえたものの姿までは見ることができませんでした。
そんなわけで、宿題を残したようなツアーでしたがまた挑戦してください・・・なのかな?
今日の船で戻るとのことですが、それぞれのお仕事頑張ってください。
秋晴れの昨日、ちょうど1年前に石門を一緒に歩いたリピーターのお客様と私と同年代のお客様を南崎にご案内しました。
南崎は、石門の森とはかなり違う表情を持っています、リピターのお客様にはそこを見ていただくことを強調し、初めてのお客様には秋晴れの空に生える南崎の海を楽しんでいただきました。
南崎は、標高が低いことから乳房山や石門と違って身近に海を感じることができます。
南崎の後、鍋弦山指定ルートに行き石門、南崎とは全く違う植生を見ていただき小さな島の中での多様性を紹介しました。
次回は、乳房山に3人で登りたいですね。
私にとって久しぶりの南崎ガイドです。
昨日の客様は、大変ほほえましいカップル・・・、間違いご夫婦のお二人です。カップルと間違えそうなのは新婚旅行だからです、初々しいご夫婦と訂正します。
久しぶりの南崎は天候と母島を代表する鳥たちに恵まれ、濃い藍色の海が大変きれいでした。そしてアカガシラカラスバトとメグロたちをまじかで観察できたことは小笠原の世界自然遺産の価値を感じてもらえる貴重な体験の一つになったと思います。
今日は、父島の南島へ行くとのことでしたが、同じ小笠原でも父母それずれに違う個性があります、それも小笠原の魅力の一つです。父島を楽しんでください。
9月の爽やかに晴れた昨日、大学生のお二人と石門ガイド講習会でガイド技術の講師として来島された私以上に本職のガイドの方をそれこそ石門へご案内しました。
ガイド技術の先生を前にガイドするのは大変プレッシャーがありました、しかしそんな危惧を全く感じさせず、逆に3人ばらばらの申し込みだったメンバーをうまくつないでくれる役割りを果たしてくれました。
そんな人間性もガイド技術の一つと教えていただいた貴重な一日でした。
学生さんのお一人は小笠原の外来種アカギについての卒論を書くための実踏です、少しはお役に立てたでしょうか?もう一人の学生さんは今日も一緒に乳房山に登ります。天気もいいので昨日同様母島の山の魅力をお伝えしたいと思っています。
真夏らしい、小笠原らしい陽気の中、新婚さんお二人と乳房山に登りました。
写真のように山頂からの眺望が大変良いときは雲霧林の主役であるカタツムリたちになかなか出会えない日でもあります。
でもお二人とも「テンスジオカモノアラガイ」「ヒシカタマイマイ」などを自分自身で発見してくれました。
ガイドが見つけてそれを紹介することよりも自分で探し発見した方が何倍も心に残るものです。
途中のバードバスでも、ほかのメグロに遠慮しがちにまた警戒しながら順番に水浴びにやってくるメグロを観察しました。 この母島にしかない生態系の一コマです。
昨日の乳房山登山を皮切りにこれから海のツアー、父島での滞在と続くそうです、天候も恵まれそうです。十分に小笠原の新婚旅行を楽しんでください。
台風5号通過後、真夏の気配がなくなっていた母島ですが、昨日あたりから小笠原高気圧が強くなったせいか真夏の空気を取り戻しています。そんな快晴の日、小笠原は2回目母島は初めてという一人旅のお客様を南崎にご案内しました。
ガイドの際、常に心掛けていることですが目の前にある現物を通して小笠原の世界自然遺産の価値をお客様に理解してもらう。その現物は目の前を横切るメグロでもいいし裏高根でみられる柱状溶岩でもいいし御幸浜で露頭している貨幣石でもいいのです。
そうした母島の役者を通してなるべく分かりやすい言葉でお話ししました。
でも人から聞いたことは忘れるものです。お客様自身の感動を引き出すことが大切ですね、南崎はまじかに輝く海が引き立つコースです。堪能していただけたでしょうか?
ハハジマノボタンの開花が確認できた 初夏の乳房山に新婚旅行で二航海小笠原を訪れた初々しいカップルをご案内しました。
奥様(といっても私の次女とほぼ同年代)は、今回の旅行に当たり事前に小笠原の書物を読んだりいろいろと調べてきています。
小笠原の情報はその昔(自然遺産登録前)大変少なくそうした中小笠原を訪問する旅人は、あらゆる情報を集めて自分がやりたいこと見たいもの決めてから来島する人が多かったような気がします。
今はそれなりの情報を得ることができるようになりましたが、旅の基本姿勢は変わらないでしょう。
もちろん計画なしでその場面場面で選択するという旅も面白いとは思いますが、普通の地域に比べるとなかなか訪れることができない小笠原です。
今回の彼女のような姿勢が滞在中の内容を濃くする一つの方法だと私は思います。
夏色の海、抜けるような青空と夏の日差しを受けた緑がまぶしい裏高根の写真です。
夏本番を思わせる快晴の7月8日に私の娘と同世代の明るいしっかり者の3人を南崎へご案内しました。
しかし、この後お昼前から思いもよらない天候の変化・・・。落雷を伴う豪雨が突然島を襲いました。小笠原の山の天候で一番恐ろしいのは雷だと思います、被雷すればほぼ命がないでしょう。落雷の時はとにかく低地への移動です。
3人には大変申し訳なかったのですが小富士への登頂は取りやめにして下山しました。
それでもその判断に誰もクレームを言う人はいません、逆にその判断に素直に従ってくれました。ありがとうございます。
夕方には雷雲もどこかへ去って雨も上がったので、予定のなかったお一人のお客様を別のルートへご案内しました。
今回は、ちょっと残念でしたが山のツアーにはこうしたことはつきものです、理解をしてくれた3人のお客様に感謝します。
梅雨も明けた清々しい乳房山に私の長女と同世代のお客様をご案内しました。
昨日から始まった母島の返還祭、毎年この時期から夏本番に入るのですが今年は梅雨こそ開けたのですがいつものような蒸し暑さはまだ到来していません。そんな過ごしやすい気候の中、母島に来島しなければ見ることのできない動植物を紹介しながら小笠原の世界自然遺産の価値を紹介しました。
明日の船で東京に戻り多忙な日々が始まると思いますが今回の旅行でリフレッシュした気持ちでさらなるご活躍を母島から応援します。
もし機会があればぜひ母島を再訪してください、その時を楽しみにしています。
6月に入って初めてのガイドです。上旬に予約が入っていたツアーは大雨のため未実施に、中旬は本業である観葉植物の出荷に追われていました。
今回のお客様は秋田から二航海で来島された新婚の奥様です。奥様といっても私の次女と同じ歳なので大変お若い奥様です。
学生の時は農学を専攻されていて自然科学の知識と経験が豊富なお客様でした。霧の中の石門では多くのカタツムリに出会えましたが、彼女は学生の時オガサワラオカモノアラガイの親戚になるモノアラガイに出会った経験があります。
母島に来る前に父島の山を歩いてきたとのことで、父島と母島の森の違いに大変関心を持たれたようです。
同じ小笠原諸島でもそうした植生の多様性が、諸々固有種の適応放散を起こす源になっています。
春の靄が雨の少なかった母島にかかり湿気を含んだ心地よい風が吹く中、父島の小笠原高校の若い先生お二人を石門へご案内しました。
小笠原高校は私の息子が卒業した高校です、今でも何人かの先生とは交流があり母島出身の在校生も数名ですがいます。
その子たちの面倒を見てくれてる先生方です、感謝の気持ちをも持ってご案内しました。
お二人とも父島の山はいくつか歩かれているとのことでしたので、父島と母島の違いを中心にお話ししてゆっくりと歩いて終点についたときは、写真のように靄も晴れて東山がきれいに望めました。
今日父島に戻られ明日からお仕事とのことでしたが、母島の子供たちのことをよろしくお願いします。
毎年雨で泣かされる5月上旬のGWですが、今年は天候に恵まれた日が続いています。
そんな五月晴れの中、名古屋から初めて父島母島を来島されたお客様を石門にご案内しました。
この日はお客様一人ということで彼女のペース、彼女が知りたがっていることを中心にツアーを進めることができました。
終点の展望での笑顔がボニンブルーの海をバックにとても良い写真になりました。
今日から父島に移動、後半の小笠原をぜひ楽しんでください、また再訪される日を楽しみにお待ちしています。
千葉県から母島は2回目の訪問というお客様とツアー当日の3日前にこのページから申込された京都から二航海で小笠原にやってきたという私の娘と同世代のお客様を石門へご案内しました。
まとまった降雨のない石門は、乳房山同様かなり乾いていました、そんな中オガサワラオカモノアラガイなどのここにしかいない陸産貝類(カタツムリ)の生息が危惧されます。
そんな心配があったのですがいました。去年の秋に孵化したと思われる卵の倍近くの大きさに成長したそれでも小さな個体を数頭発見しました。
乾いた葉っぱの上でじっと動かずにしています、そこに水筒の水を数滴たらしてあげると嬉しそうに角と槍を出してくねくねと動き始めました。
島の人間もそうですが、彼らも雨を待っていたのですね。
東風が春と夏の中間の心地良さを運んでくれる爽やかに晴れた日、東京から2航海で小笠原に訪問されたお客様と乳房山を歩きました。
登りの中間点に設置してあるバードバスでは、数十羽のメグロが水浴びに現れ、普段から見慣れている私もこの状況にびっくりしました。
成鳥になったメグロ同士は縄張り意識が強くなかなか一緒には水浴びはしないのですが(ペアーや親子は別のようですが)この日はまるで真夏の湘南海岸。よほど他に水場がないのですね。
島の人間にとっても雨を待ち焦がれていますが、山の生き物たちも雨を待っています。
ツアー終了後、明日の母島小中学校入学式を装飾する観葉植物の搬入を手伝っていただきました。 ありがとうございます。ぜひ今日の入学式にご参加ください。母島の雰囲気がよくわかると思います。
2012920
母島の属島になる、無人島の向島に行きました。
沖港から約20分で行けますが途中の海と空が夏と秋の間という感じでとてもきれいでした。
昨日は石門で季節の移り変わりを感じましたが、今日は海の上でそれを感じられました。
2012919
林野庁の仕事で石門に入林しました。3日前の都市大の皆さんと入ったときはそれほど激しく鳴いていなかったオガサワラゼミが昨日はメグロの声が全く聞けないほどの大合唱でした。
オガサワラゼミは、ツクツクボウシの仲間のため9月から10月の夏の終わりに羽化して鳴き声を聞くことが出来ます。
しかし、母島では1980年代に入ってきたグリーンアノールの捕食圧のため村の中ではほとんどオガサワラゼミの鳴き声を聞くことが出来なくなってしまいましたが、アノールの生息数が少ない石門のような薄暗い森の中とアノールのいない属島では、こうして頑張ってくれています。
また帰り際、巡視路脇で今年初めてムニンシュスランの開花を確認しました。まだまだ暑い日が続く母島ですが森では季節の変わり目に入っています。
2012916
9月14,15日続けて東京都市大学知識工学部自然科学科の先生お二人に学生たち4人と行動をともにしました。
萩谷先生を中心に野外調査法と実習を昨年から小笠原で行っています。昨年はちょうど「3,11」のあのときに来島していましたが私は一日石門のガイドを引き受けただけの係りでしたが、今年はひょんなことから丸二日一緒に行動しよるも食事をともにしたりと去年よりつながりが深くなりました。目的意識を強く持ちまじめに自分の課題に取り組む学生ととても気さくな先生お二人がまるで家族のような雰囲気でした。
来年また来島するのを楽しみにしています。
また今回突然のなか外来種駆除の体験をセットアップして学生たちに大変意義深い示唆を与えてくださった日本森林技術協会の園田さんにはこの場をかりて御礼申し上げます。こうした取り組みが母島らしいツアーのひとつなのかな。
と思った次第です。
2012907
本日の日記は、ツアーのことではなく我が家(といっても都営住宅ですが)の庭(?)に咲いた森林性サボテン三角柱の花のことです。
夜咲く一夜だけの月下美人はとても有名ですがその月下美人を一回り大きくしてちょっとエキゾチックにさせたのがこの花です。品種名で「ホノルルクイーン」と派手な名前がついています。
15年ほど前に植えたのがこんなに大きくなり、毎年この時期に見事な花を一夜限りで続けて4~5日咲かせてくれます。
ドラゴンフルーツというフルーツはこのサボテンの実です。また三角柱は丈夫なサボテンなので台木としてもよく利用されます。
2012903
9月晴れの昨日、のりがいい元気なお嬢様お二人を早朝6時から乳房山にご案内しました。お一人は8回目もうお一人は2回目ただし母島は初めてというお二人です。そんなお二人に母島の感想を聞いてみると、「父島とは全然違う。のんびり感ゆっくり感がより濃い。」とのことでした。
私たちはよく「母島らしさ」という言葉で差別化をしていますがその「母島らしさ」って人によって捉え方がまちまちだったりしています、その「母島らしさ」をもっと共有し具体化するのが母島の観光を特徴づけるひとつの道ではないかと思っています。
元気なおふたりさん今度は石門に挑戦してみてください。
2012819
私の長男茂木大海と母島保育園時代同級生だったという藤本文人君とその父と妹さんの3人と石門へ行きました。8月7日にはまだ五分咲きだったセンニンソウは写真のように満開で大変見応えもありました。
日曜日でおとーさんの野球が終ってからの出発だったので、ちょうどここでお昼になり、縦に座って眺めのよい場所でさわやかな海風を受けながらのお弁当は、なかなか気分の良いものです。
今日の石門は私たち以外誰も入山していませんでした。そんな静かな石門で(石門はそんなツアーが多いですが)昨日の雨がうそのように晴れた夏の1日で母島の森の一つを感じていただけたでしょうか?
2012813
今日のガイドは、ほのぼのとした雰囲気を持つ親子を南崎にご案内しました。
何度か南崎に設置してある人工水場でメグロの撮影を試みたのですが全て空振り。もうほとんど諦め、帰途「もう最後だしお水だけ入れてやりな・・」と小学校1年の幸ちゃんがペットボトルに溜まった水をバードバスに入れていたその最中にやってきました。全く彼女を警戒することなく50cmほどの距離で。
驚いたのは幸ちゃんよりそれを観ていたご両親です、きっと至近距離でいい写真も撮れたことでしょう。
2012807
久しぶりの石門ツアーです。
新婚旅行のお二人は昨日の乳房山登山に続いてのお客様でした。
エコツアーの大切なことの一つは個人同士のつながりと私は思っています。
それは、ガイドの私とお客様であったり今回のようにお客様同士の新鮮な出会いもその一つでしょう。
若いころあっちこっちうろうろした経験で印象に残ったのは
その土地での人との出会いでした。
そうしたサポートをするのも私たちガイドの仕事のひとつかな、と
思った今回の楽しいツアーでした。
。
2012727
本日は、30代の若いお客様を石門にご案内しました。 今回も昨日乳房山をガイドした若いご夫婦が続いて私のガイドで石門に行きました。 人それぞれです、嗜好や思い入れいろいろあるなか、やっと母島まできていただいたお客様に、母島のよさを伝え、またここで起こっている問題を共有することがガイドの仕事と思っています。
サブガイドではなく、本人の勉強のためと同行してくれた芝崎さんには感謝しています。ガイドの仕事で大切なことの一つとして安全管理があります、石門ツアーで4人はmaxに近い人数でした、彼がいたことでとても気が楽になりお客様の対応も余裕が出来ました感謝しています、そんなツアー私も楽しめました、若い皆さんも楽しんでいただけたのではないでしょうか。
それを物語るのはポーズを決めたこの写真かな???
2012719
7月17,18日と続けて南崎のガイドでした。梅雨明けの青い空に海の色がとても美しい小富士からの写真を2枚ご紹介します。今日19日が大潮なのでちょうどお昼頃が干潮で珊瑚もよく見えています。
母島ではこの時期、南崎の小富士からのこの景色が一番美しいかもしれませんね。
2012706
久しぶりの乳房山ツアー、ハハジマノボタンやオガサワラシコウラン、イモランなど母島の夏花(?)が開花しているこの時期に、そうした夏花の様なお客様お二人をご案内出来たのは偶然だったのでしょうか?
私の長女とほぼ変わらぬお二人をご案内しましたが、お二人のようにしっかりと自分を持って生きて欲しいと実娘に対し親父は思いました。
すいません、個人的な話で・・・。
彼女たちも大変喜んでいましたがこの時期母島のコアなお花に出会えるときです、海もなぎなのなので海山ともにお勧めの時です。
2012703
本日は、外来種駆除のしごとで妹島に行っていました。27年母島在住で初上陸です。
ハハジマメグロは、母島本島とその属島である向島と妹島にだけ生息しています。その理由は標高の高さと言われています。妹島は母島の属島の中では一番標高の高い島です。その高さが台風その他の天災からメグロを守ったのでしょうね。
さて、本題になりますが昨日のツアーの写真です。昨日は石門に添付したお嬢様方をご案内しました。石門のよさが分かるにはまだ早いなんてかってにこちらが思っていた私の娘と同じ歳のお客さんもご覧の通りとても楽しそうでした。
2012626
その後、予定通り9時に沖村を出発し乳房山に登り始めました、しかし10分もしないうちに予期せぬ雨が降り始め、南の暗い雲の方から落雷まで聞こえ始めました。雨はまだしも雷は登山にとって大変危険です。
携帯が通じるところで観光協会事務局に電話をして下の状況を教えてもらい、結果半分くらいで下山しました。
しかし下山してみるとその雲も薄らぎ明るくなってきました。そこで気を取り直して登ったのが堺が岳です。乳房山で見られなかったハハジマノボタンも見ることが出来たし、何より夏の濃い青々した母島の海と登れなかった乳房山を裏から拝見でき、お客様もまずまず満足だったのではないでしょうか?
2012626
長い梅雨が終わり、例年通り返還祭をさかいに母島は夏本番です。
この日記も雨の光景ばかりをお伝えしましたが、写真は都営住宅のわが家から見た今朝7時30分ころの風景です。
説明は不要。といった感じの夏空です、この時間に畑から戻ったのですが
すでに汗びっしょりです。
今日は、これから女性のお客様お一人を乳房山にご案内します。梅雨の時と違って水は1リットル以上必要、また熱中症に備えてこれからはアイスノンも持って行きます。
朝の乳房山頂上付近は、まだ雲に覆われていましたが、登頂のころは霧も晴れて母島の夏の海と空を期待したいものです 。
2012612
6月中旬になり、内地の梅雨入りがニュースに聞かれる季節になりました。例年だとこの時期太平洋高気圧が安定しはじめ、いよいよ夏の本番か?
というころですが、今年は違います。暑くならない、梅雨があけない、です。
そんな中新婚旅行のお二人とプロの写真家の3人を石門にご案内しました。写真家のお客様は取材ということではなくただ気に入った風景に出会うとシャッターを切るという感じでした。でも、しかしそこは、やはりプロです。写真のように三脚を立てさすがにとてもいい機種で撮影をされていました。
新婚旅行のお二人も大変気さくなご夫婦で(前の日記もそういえば新婚さんでしたね)初対面とは思えない3人のよい雰囲気で楽しいツアーでした。
2012522
5月も下旬に入り、山のお客様も団体から個人のお客様に変わってきています。そんななか今日は初々しい新婚さんカップルを石門にご案内しました。
うち同様姉さん女房ということで奥様が常にリードする感じで進みました。(うちもそうかな)それでも高校時代山岳部だったご主人が足元の悪い(滑りやすい)下りのは、ご主人が奥様を気遣って帰途でした。(うちもそうかな)
2012430
ゴールデンウイーク初日の今日は写真の通り若いお嬢様たちとの石門ツアーでした。大学でも生物を専攻していて今もそれを生かした仕事に従事している子もいました。
そんな彼女たちですが、オガサワラオカモノアラガイを発見して「かわいい」と歓声をあげ、大崩湾の石灰が夕べの雨で流れ出ている白いグラディーションを観ては「きれー」と歓声をあげ、10mを超える木性シダのマルハチを見上げては感動したり。
若いってほんといいですね。
帰りのルートでは、おそらく今シーズン最後と思われるザトウクジラのブローにも出会えましたし、天気も快晴とはいかなかったものまずまず山歩きにはちょうどよい外気でしたし、春の石門を楽しんでいただけたのではないでしょうか。
2012427
前回は雨の石門、今回も雨シリーズというわけではないのですが雨の乳房山をご紹介します。昨年から林野庁関東森林管理局から母島の希少野生生物保護管理員という委託を受け月に3回ほど母島の森を巡視しています。
今日は「ハハジマメグロ」のラインセンサスで乳房山に登りました。
小鳥たちは早朝が動きがよく、また繁殖のこの時期だと未明のころ雄のさえずりを聞くことが出来ます。
メグロの密度は母島本島内ではかなり高いものと思います。「ヒィーヨェ」といった優しい地鳴きはツアー中でも必ずといっていいほどよく耳にしますが、オスがなく自分の縄張りを誇示したりメスを惹きつけるためのさえずりは、普段はなかなか聞くことが出来ません。
この繁殖の時期の早朝に聞くことが出来るといわれています、そんな訳で写真のようにライトが必要なくらいのとき登り始めました。肝心のさえずりは1度だけ確認できたのですが、私の耳がまだその声に慣れていないので
聞き逃してしまっている可能性もあります。メジロのさえずりに似ていてやや低めに低音で鳴きます。
ではなぜ早朝のこの時間にさえずるのか?
内地のカラ類(シジュウカラやコガラなど)は、メスが早朝に産卵をするそうです。そしてその産卵直後の数時間が次の卵の受精可能の率が高まるそうです、そんな時間にもし別のオスに浮気をされたら次の卵は自分以外の遺伝子を持った子になり他の父親の子を育てなくてはならなくなります。そこでカラ類はこの時期その早朝に一生懸命さえずるそうです。
メグロの早朝のさえずりにも、カラ類にみられるような必然がきっとあるのでしょうね。
写真は、そんなメグロと関係なく今日の朝のそれも雨にそぼる乳房山です。途中から降られたのですが、降り始めると鳥たちの動きが止まり、写真のような固有のカタツムリが大喜びしていました。
2012414
春の低気圧の通過に伴って寒冷前線が小笠原の上空にあり、不安定な天候の中
石門へ巡視の仕事で入りました。
このホームページのヘッダーの写真もそうなのですが、実は石門はしっぽりと霧につつまれた方のが雰囲気は出ると私は思っています。 実際ここ石門で生育している植物やカタツムリは、この高湿度に順応して進化したものばかりです。
また霧に濡れた植物は生き生きとして写真写りもよくなります。
2012403
きょうのお客さんも、2航海でゆっくりと父島母島の山と海を回られている一人旅の女性です。
お仕事は薬の研究部門で活躍されているとのことで、石門の尾根ルートに出現する写真のサルノコシカケに興味をもたれたようです。昔は漢方の材料として珍重された時代もあったそうです。そんなお仕事のためかまたプライベートガイドだったので私も彼女に合わせたガイドが出来たのでいろいろなことを今日一日で吸収してくれました。
「また是非、母島に来ます」と明るい挨拶でわかれましたが、次回彼女が来るときもごみ一つ落ちていない変わらぬ石門をご案内したいものです。
2012401
おがさわら丸出港翌日ですが、このホームページからお申込をしていただいた気さくな荒井さん親子が今日の乳房山ツアーのお客様です。
天気予報は、曇りのち晴れでしたが、頂上が近づくお昼前になるとお日様はほとんどなくなりまさに霧の中の雲霧林を歩くツアーとなりました。
そんな訳で、頂上からの眺望は見られませんでしたが、写真のように着生植物が生き生きしている様子やオガサワラオカモノアラガイ、テンスジオカモノアラガイ、その他固有の樹上性陸産貝類が沢山確認できました。
荒井さん親子、明日は父島に渡り、まだ釣っていない小笠原での魚釣りに挑戦するそうです。
長期の休みを調整する事が難しい日本社会ではなかなか出来ない事かもしれませんが荒井さん親子のように2航海の旅程で父母両島をゆっくり過ごすのが小笠原旅行の理想だと思います。
2012323
快晴の乳房山登山日和の今日、ほのぼのとした親子のお客さんお二人をご案内しました。昨日は父島のハートロックに行かれたそうで、そこの森や植物の違いに驚いたり、春の母島の山の空気をいっぱい吸ってもらえました。
そんな一日の中でお二人が一番喜んでくれたのは写真にあるメグロの観察だったのでは、登りのコースで国立公園区域に入ってすぐにある人口水場で10分ほど休憩をかねて座っていたら、次から次へとメグロやハシナガウグイスが水浴や給水に現れました。ここ何日かまとまった雨がなかったので自然の水場がなくなっていたようで、小鳥たちも気持ちよさそうに水浴びをしていました。
2012321
今月から石門コースの一部が利用できるようになり、昨日のツアーは今年二回目の石門コースです。私の長女と同じ歳の若いおふたりでした。
写真は、ルート脇に生育している母島の固有シダであるリュウビンタイモドキの大きな葉っぱの上にいたやはり母島の固有かたつむりオガサワラオカモノアラガイを観察し写真撮影の最中です。
前回の石門ツアーでは、偶然アカガシラカラスバトに遭遇しました。
来月から全面利用できるようになりますがいろいろな自主ルールがあり、入林に際してはそれなりの装備と体力が必要です。もし石門ツアーをご希望されるとしたらそうしたことを確認の上お問い合わせください。
2012309
3月に入って一週間が過ぎました、内地も暖かい日が続いているようですが、母島も急に春が訪れた陽気です。
写真の「オオハマボッス」の花と「ムニンハマウド」の花序は、どちらも
春を告げる海浜性植物の代表です。サクラソウ科のオオハマボッスは可憐で清楚な雰囲気で春の訪れを教えてくれます。セリ科のムニンハマウドは、逆に男性的な力強さを持つ春の到来を感じます、写真では分かりづらいと思いますが今はまだつぼみです、これが開花するころはかなり夏の本番に近づいているころです。
ツツジ科の「ムニンシャシャンボ」ですが、これは冬の花でこの花が終ると、春の訪れなのです。
2012223
巡検という国有林地と民有地の境界杭をチェックする仕事で、島民もあまり知らない母島の北にある館山に行く予定でした。準備万端整え「さー出発」と行った途端に雨が降り始め中止としました。
この仕事のおかげで、普段足を踏み入れる事のないようなところへ行く事ができます。今後も続きそうなのでこの日記のねたとして利用しようと思っています。
さて、そんなわけで時間が突然空いたのでこの日記を書き始めました。写真はオガサワラカワラヒワという母島列島と火山列島(硫黄列島)のみに生息する
カワラヒワの一亜種です。内地にいるカワラヒワより体が小型なのに対してくちばしが大きいのが特徴です。これは内地のカワラヒワが食べる種子より硬い小笠原の乾性低木林の樹木の実を餌としているためといわれています。
先便のガイドツアーのお客さんのなかにバードウオッチャーがいて、南崎に行ったとき、ぜひ見たいと言っていたのですが現れる事がなかったのでここに登場してもらいました。
写真のオガサワラカワラヒワは、2009年の秋に写したオスの写真です。私たち島民もめったに見る事が少なくなった小鳥で絶滅危惧IB類(EN)に属しています。