20191109

 久しぶりのツアー日記になります。 10月下旬には私が母島に住んで以来の大きな強い台風21号が直撃して畑や登山ルートを大いに荒らして過ぎ去っていきました。

 それから2週間ほどが過ぎ、ルートの復旧も徐々に進んでいます。そんな中父島からの日帰りのお客様を堺が岳へご案内しました。

 お二人とも小笠原はリピーターということでしたが母島は初めての来島です。母島を代表する山の一つである堺が岳を通して父島母島の違いをご案内しました。                                                               産卵時期に入っているオカモノアラガイは見つけることができませんでしたが、ヒメカタマイマイをお客様自身が見つけてくれました。

 こうした固有のカタツムリが見ることができるのも母島の大きな特徴です。

 

 大変短い滞在で14時出港の「ははじま丸」にぎりぎりの帰還でしたが、どうにか餞別のビールも届けられました。今夜はゆっくり休んで明日の最終日に備えてください。

 

 最後に三人で写した写真は届いたら追記で載せたいと思っています。

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20190927

 秋の空気を感じる乳房山に私とほぼ同世代のご夫婦と仲の良い若い女性二人組のお客様をご案内しました。

 

 昨日は、乳房山の山頂は霧がかかっていましたが今日はその雲霧も飛んで山頂からは東側の大崩湾から石門をきれいに望むことができました。

 そして昨日の霧のおかげで固有のカタツムリたちもたくさん登場してくれました。左の写真は最初にお客さんが発見してくれたオガサワラオカモノアラガイのポイントです。

 この時期モノアラガイの仲間は産卵の季節です。交尾中のテンスジオカモノアラガイやツルアダンの葉っぱの間に産み落とされた卵を確認することができました。

 下山後はスパードライで乾杯・・・・、秋とはいえまだまだ暑い小笠原です。

 

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20190916

 日記の更新を2か月もさぼっていました。そのバツというわけではありませんが、1枚目の写真に私を貼り付けました。 日記の写真に自分を載せるのは気が引ける作業です、本当に。

 

 さて今日は本来乳房山のガイドでしたが台風16号の影響で明日の「ははじま丸」が欠航する可能性があるということで、今日父島から母島に来島してすでに母島に滞在しているお客様と合流していく話もなくなり、すでに母島にいるお客様も明日の「はは丸」が欠航なら今日の便で父島に行かなくてはと、急遽行き先の変更になりました。

 母島に住んでいるとこうした不便さというのか苦労がよくあります。それでも今は村内放送や観光協会を通して周知されるからいいものの、その昔はそこまで連絡がなく取り残されてしまうということもあったと記憶しています。そんな母島ですが好きでこっちを選んで住んでいるので誰にも文句を言う筋でもないでしょうが・・・。(愚痴になってしまいました、すみません)

 

 今日のツアーは、写真の通り若いお二人。それぞれ一人旅のお客様です。おひとりはハードリピーター、おひとりは初めての小笠原旅行ということでした。おふたりとも2航海での来島。今日父島に渡ります、明日からの父島での滞在を楽しんでください。

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20190717

 内地では冷夏が続いているようですが母島は夏の本番を迎えています。

 そんな気候の中、1週間の滞在で父島母島へ来島された私の娘と同世代の明るいお嬢様を南崎にご案内しました。

 

 しかし、今日の南崎は「オオシロホシアシブトクチバ」という大型の蛾の幼虫が大発生してルートにぶら下がっているところも多数ありました。

 本来明るいお二人なのでしょう、何事もなかったようにふるまいたいようでしたがやはり若いお嬢様たちですテンションは下がていました。でもどうにか小富士山頂に到着、ここではその幼虫もいなかったので明るい海を見てこの笑顔が戻っていました。

 10日前の南崎では一部に大量発生していたこの幼虫ですが、今日は南崎全体に広がっていました。

 主にアカテツという植物が丸坊主にされています。アカテツは冬のアカガシラカラスバトの需要な餌です。今回のことでようやく実をつけ始めたものもきれいに食べられています。そのことが心配されます。

 

 お二人は、今日父島へ移動、父島では海のツアーが主だとのこと天気も良さそうですし楽しんでください。

 

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20190705

 二航海で念願の小笠原旅行に来られた同世代の仲の良いご夫婦を石門にご案内しました。

 

 梅雨も明けた石門は写真のように夏本番です。しかしこの日は午前中時より発生する霧のおかげで爽やかな空気の中でのトレッキングになりました。その霧のおかげで乳房山では見つけることができなかったカタツムリたちにも出会えました。

 また、この時期限定に現れるヒメカタゾウムシもお二人を歓迎するように出てきてくれました。

 

 小笠原の固有の生き物たちは見た目の派手さがあるわけではないのですが、世界でここにしか生息していない者たちです。この日、観察できた生き物たちが末永く石門に生息していられる環境を維持していきたいものですね。

 

 お二人は、最終日の今日は南崎ですね。良い写真をたくさん撮ってぜひフォトコンテストに応募してください。 

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20190527

 内地が異常気象で30℃を超えている中、母島は爽やかな五月晴れです。

 

 そんな梅雨が明けたような乳房山に世代の違うお二人をご案内しました。

 お二人は同じツアー会社で申し込まれたため父島での海のツアーも同行されたとのことでお知り合いでした、若い彼女にとってはおじさん二人との登山で申し訳なかったのですが、自前の明るさでツアーを盛り上げてくれました。ありがとうございます。

 

 今日は入港二日目の「ははじま丸」中間便という日です、大勢のお客さんが下船しましたが乳房山に登ったのはどうやら私たち3人だけのようです。登山中誰とも出会いませんでした。3人で独り占め(三人で独り占めというのもおかしいかな?)したような優雅な気分でした。

 

 また機会があれば母島に来てください、お待ちしています。

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20190511

 連休明けの今日3名の女性のお客様を石門にご案内しました。

 

 写真の通り梅雨の走りの石門は、小雨のツアーになってしまいました。しかし,元気な皆様は全て踏破。

 

 予報の大雨もなく15時過ぎにはみんなで下山。

 その後、北港東港に立ち寄って16時過ぎには元地に戻りました。

 

 3人ともまだ母島に滞在とのこと、雨の石門も良いのだけれど雨上がり後の別の表情の森も見ていただきたいと思っています。  

 

 渇水の影響の中、気になるオガサワラオカモノアラガイを見つけてくれた皆さんに感謝しています。皆さんが再来島まではガイドの仕事を続けていきたいと今日感じました、再会を楽しみにしています。

 

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20190504

 2年前の9月に乳房山をご案内したお客様がこの10連休にご主人と一緒に再び母島に来島してくれました。

 彼女たちの小笠原旅行最終日に南崎をご案内することになっていましたが天気予報は雨、催行するかどうか迷っていましたが「濡れてもいいので行きましょう」とご主人の一言で決行しました。

 

 結果、快晴にはならなかったものの時折日も差してくれる曇り空で降雨はありませんでした。

 小笠原ファンと自称する奥様、次回は石門に挑戦したいと言ってました。

 

 数年後母島での再会を楽しみにしています。そして末永いお二人の幸せを母島で願っています。

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20190501

 10連休になったGWの真っただ中、初夏の風が吹く石門を女性の一人旅のお客様をご案内しました。

 

 お客様は10年前(世界遺産登録以前)まで毎年のように父島に通い詰めたハードリピーターです。

 10年ぶりの小笠原ということであえて母島のみの旅程を実行したそうです。

 10年たてば当時の経営者も代替わりしていたりと当時の知り合いも少なくなっていることに気が付いていました。

 そして人だけではなく遺産登録後の急激な変化を敏感に感じていました。

 

 変わることは決して悪いことではありません。変わらないことが良いことだとも思っていませんが、残さなければならないものはあります。今日一日彼女と話をしていていろいろなことを考えさせられました。

 

 また是非、母島へご来島ください、今日と変わらない笑顔でお迎えしたいと思っています

 

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20190413

 新婚旅行で2航海来島している私の次女と同世代のお二人を堺が岳から石門へご案内しました。

 

 渇水が続いている小笠原ではこの2日くらい天候が安定していませんでしたが写真の通りこの日は晴天に恵まれボニンブルーの海を時々眼下に見ながらの楽しいツアーになりました。

 

 小笠原を新婚旅行に選んだのは奥様ということで前から気になって行きたかったところだそうで、どうせ行くなら長く滞在できるこの機会を利用したとのことです。

 

 この先まだまだ小笠原での滞在が続きますが本番は戻ってからの生活ですね。ツアー中に散見できたお二人のチームワークを大切に良い家庭をぜひ築いてください、母島からも応援しています。

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20190320

 小笠原にロングステイしている私の長女と同じ年のお客様を石門にご案内しました。

 入林し手間もなくは、昨夜通過した前線の影響で北風が強く肌寒いトレッキングでしたが徐々に天候も回復しメグロの若鳥の小群に出会ったり、オガサワラハシナガウグイスのさえずりの中、春を感じる石門になってきました。

 

 石門から下山後前回同様鍋弦山へ行きました。指定ルート入り口では偶然アカガシラカラスバトに出会い終点には春を感じさせるサクラソウ科のオオハマボッスが咲いていました(最後の写真)。漢字で書くと「大浜払子」と書き、払子は禅僧が煩悩を払う仏具のことでそれに似ているからが命名の由縁だそうです。

 払子・・・。って見たことがないですけど。

 

  まだまだ小笠原に滞在するとのこと、残りも楽しんでください。

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20190303

 メグロやオガサワラハシナガウグイスのさえずりが聞こえ始めた春を感じる石門に大学院で林学を専攻しているお客様をご案内しました。

 

 母島での今年初めの石門ガイドです。さすが森林について専門に学んでいるだけに私が学ぶことも多かった一日です。

 

 そのお礼というわけではないのですが、下山後は車で行ける範囲で北から南へそして鍋弦山指定ルートへ行きました。

 前日は乳房山に一人で行かれたとのことです。

 21㎡という小さな母島ですがそれぞれの場所で植生の違いを感じてもらえたと思います。

 

 4月からは社会人として独り歩きを始めると言ってましたが、ご活躍を母島から応援しています。

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20190205

  香港から春節の長期休暇を利用して小笠原にダイビングで来島されたお客様を来島初日から二日続けて母島の山をご案内しました。

 

 右の写真は、2月5日の最後に訪れた御幸之浜園地での写真です。

全く偶然に里帰りしていた島の女子大生とばったり出会ったのです。

 屈託のない二人の笑顔とお客様のちょっと照れた笑顔が素敵だったのでトップの写真にしました。

 ちゃんと乳房山や南崎もご案内しています、その写真は3枚目以降になりますけど・・・・・。

 明日からの二日間の母島でのダイビング、そして父島での滞在も楽しんでください

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20190115

 なかなかこの日記が更新できずに今日に至ってしまいました。

 

 今年初のガイドではないのですが乳房山に同世代のご夫婦二組をご案内した様子を報告します。

 

 小笠原といえども1月はやはり寒い日があります、特に風向きによってその感じ方が随分と違います。今日は北風だったのですが程よい日差しがあり乳房山の尾根で感じる風は少し汗ばんだ体には心地よく感じるトレッキングびよりだったのではないでしょうか?

 

 今日のお客様は大変仲の良いご夫婦二組でうらやましい限りです(うちが仲の悪い夫婦ということではないのですが)、これからもご夫婦でどこかのトレッキングやハイキングに挑戦して下さい。 

 これからも健康で末永くお過ごし下さい、機会があればまた母島の別の山にも御一緒に登りたいですね。

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20181008

 秋らしさを感じる乳房山に新婚旅行で京都から来られた若いお二人をご案内しました。

 

 この数週間まとまった雨がなく乾いた乳房山だったため奥様が見たがったオガサワラオカモノアラガイは残念ながら発見できませんでした。テンスジオカモノアラガイや他の樹上性のカタツムリはどうにか発見しましたが。

 でもこんなに乾いた乳房山だったので中間点にある人口水場では次から次へとメグロがやってきました。写真撮影のため3mほどまで近づいても逃げようとしない海洋島の鳥に驚いていました。

 

 すべてコンプリートするより何か課題を残すことも大切です、次回はぜひ石門でオガサワラオカモノアラガイに挑戦してみてください。

 

 さて、明日からの新婚生活お二人ならよい家庭が築けると思います。お幸せに・・・・、母島からも応援しています。

 

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20180918

 9月も後半に入りましたがまだまだ暑い日が続いています。そんな昨日新婚さんお二人と若い女性二人組の6名を乳房山へご案内しました。

 写真は乳房山の頂上での記念撮影です。かなり昔の話になりますが女子大生グループを乳房山へご案内したときのような華やかさです。

 登りではお客様自身でここでしか見ることができないカタツムリを発見してくれました。私が紹介するよりご自身で見つけることは何倍も印象に残るはずです。

 帰りの大崩湾を見下ろす乳房山で一番の眺めの時には雲も飛んでボニンブルーの海が生えていました。

 

 皆さん昨日のおがさわら丸に乗船したので、そろそろ竹芝につく時間かと思います。また機会がありましたら皆で南崎か石門に挑戦したいですね。

 

 

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20180828

 母島の山も秋の気配を感じる8月の下旬、ちょうど親子ほどの年齢差があるお二人を石門にご案内しました。

 

 堺が岳の頂上下や石門終点の東港が見下ろせる展望スポットにも、ムニンセンニンソウが清楚な白い花を咲かせ私たち3人を出迎えてくれました。

 

 また、この時期はオガサワラオカモノアラガイも大きくなっていてたくさんの個体をお客様自身で発見してくれました。最近ガイドをして思うことですが、私の解説よりお客様が自分で発見して感動する方がより深く印象に残りますね。

 

 おじさん二人と女性お一人というちょっとかわいそうな組み合わせでしたが、終了のころは何となくチームワークもでき楽しいツアーで終了しました。たまには茂木さん自身もこのブログの写真に登場してみては・・・。というアドバイスで今回は僭越ですが私も掲載されています。

 

 

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20180816

 新婚旅行のお二人を二日間連続して南崎と乳房山をご案内しました。

 ご主人はドイツの方で母島でドイツ人といえばロース石を発見したロースラルフさんです。左の写真は二日目の乳房山入林前にロース記念館に立ち寄ってロースさんの胸像と記念撮影したものです。

 

 月末まで父島で過ごされその後9月にはご主人がドイツへ奥様は準備の後ドイツへ出発という話をしていました。

 34年前女房と二人で右も左も分からない母島に移住したころとオーバーラップします。

 

 これからの人生お二人にはいろいろなことが起こると思います、がこの二日間のようにお互いの立場を尊重して仲良くやっていけば多少のことは乗り越えられると思います。

 

 母島の地からお二人のご活躍を応援しています。

 

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20180720

 昨日まで晴天が続いていましたが、この日は「では出発しましょう」というとき台風10号の外側の雲がかかったのか雨が降り始めました。

 まとまった降雨がなかったので山や畑にとっては幸いな雨です、しかしツアーにとっては不幸な雨・・・。

 どうしましょうか?行けるところまで行ってまだ降り続くようなら途中で引き返すことも・・・、という条件で入林。

 

 しかし、お二人の思いが通じたのか堺が岳あたりで雨は上がり、霧に覆われた石門らしい雰囲気の中ツアーを終えることができました。

 

 そんな霧に覆われた石門では、ハハジマノボタン、オガサワラシコウラン、バイケイランの開花。また雨で大喜びのオガサワラオカモノアラガイやハハジマヒメカタゾウムシなどにも出会うことができました。

 

 今日の船で地元に戻られ月曜日から出勤とのこと、内地でのご活躍を母島より応援しています。

 また機会があれば一緒に母島の山を歩きたいですね。

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20180701

 梅雨明けの夏の日差しを感じる今日私とほぼ同世代のご夫婦を南崎にご案内しました。

 7月1日の今日は小笠原諸島返還50周年の母島記念式典の日でもありました。

 9時30分の「ははじま丸」で来島された小池都知事を3人で出迎えてからの出発です。

 

 その後10時過ぎに南崎ロータリーから入林しましたが今度はそこでヘリで母島に来島した国土交通省の大臣一行にも偶然会ってしまいました。

 この後、村はパレード、式典等々で大忙しだったと思います。申し訳ありませんが私たちは人の少ない南崎をのんびりとトレッキングです。                世代が一緒ということで共通の時代ステージにいて共通項の多いお二人とは話題がよく合いました。またお昼を食べた南崎の分岐にはバードバスにメグロもたくさん集まりきっと良い写真が撮れた事と思います。最後は御幸の浜に寄って貨幣石をご案内してツアーを終了しました。

 今夜は小笠原の最後の夜、沖港で開催される「はは丸いナイト」を楽しんでください

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20180603

 相棒のエリック君と2回目の小笠原旅行に来島したお客様を石門にご案内しました。

 

 快晴の初夏とは言えない空模様でしたが逆に夕方から上昇気流が霧となって乳房山から石門の山頂を覆いまさに母島の雲霧帯ができる様子が手に届くとこで観察できました。

 

 また石門の帰途、お客様がなんだか腕がもそもそする、と言って私に見せてくれたところにヒメカタゾウムシがいました。

 去年の石門では2回しか観察できなかったヒマカタゾウムシですが、今年はこんな形で初登場です。小笠原が海洋島で特殊性を語れる小さいけど大変きれいなキャラクターです。少し前にお客様にその話をしたのも偶然ですが、よく気が付いて払いのけづに教えてくれました。私にとっても貴重な石門ツアーとなりましたありがとうございます。

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20180525

 夏本番の少し手前の5月下旬、東京から二航海で来島されたお客様を南崎、石門、乳房山等々母島の観光で行くことができる山のルートを3日間にわたりご案内しました。

 

 例年ですとこの時期梅雨になっていることが多いのですが今年はやや空梅雨、しかし一日雷を伴う雨の日があり予備日を使うことになりました。3日間快晴とはいきませんでしたがそれぞれの山の特徴を感じてもらえたのではないかと思います。

 

 愛鳥家のお客様は最終日ご自身でアカガシラカラスバトを発見カメラに収めることができました。と同時にここのハトの最大の特徴である警戒心の無さや野生動物らしからぬのんびりした動きに驚いていました。

 

 今日から後半の父島ですが、父島でも母島とは違った山の雰囲気を楽しんでください。

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20180516

   乳房山らしく雲霧に包まれた中を固有のカタツムリを探しながら楽しく明るいお客様をご案内しました。

 北海道から二航海で来島されたほぼ私と同世代のお二人です。

 

 頂上から下った乳房山登山道で一番眺めの良いところも写真のように7割がた霧の中でしたが

その幻想的な雰囲気がお二人を魅了していました。

 その手前の儀兵衛山休憩所では晴れていたのですがこの時期はこうした霧に覆われることが多い乳房山の頂上付近、この霧が乳房山、石門ならではの固有のカタツムリに進化させたのです。

 

 今日から父島へ移動ですね、父島でも母島とは一味違った自然を楽しんでください。

 

 

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20180504

 ニュースではGW後半戦という話ばかりですが、小笠原は5月5日の出港でGWに来島のお客様が帰るため昨日が最終日になります(島の子供たちは6日までがお休みでまさに後半戦ですが)。

 

 そんな昨日父島母島でダイビングを楽しんだお二人を半日堺が岳へご案内しました。

 写真のように霧に覆われ小雨の中でしたが堺が岳らしい幻想的な雰囲気を楽しんでくれました。植物は雨や霧に濡れた方がきれいに見えます、特にシダ植物には雨が似合います。

 

 今日の船で戻られ、内地でのお仕事が始まりますがまた機会がありましたら是非小笠原にお越しくださいお待ちしています。

 

 

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20180501

 梅雨入りの前の不安定な気圧配置の為なのか毎年雨の日が多いGW、今年も前半の二日間は雨でした。

 

 そんな雨の中でも元気な若者たちは全員乳房山登山を楽しんでくれました、写真は最後にやっと雨が上がった大剣の見晴らし台からの写真です。4組7名のパーティーです。中国から参加したカップルもいてなかなかインターナショナルでユニークなメンバーでした。

 新たな人との出会いは、旅先での楽しみの一つです。このメンバーは同じ「はは丸」で父島に移動、父島でもきっとどこかで顔を合わせることになるでしょうこの日の雨のツアーを縁に声をかけあってください。

 

 後半の写真はこの日の前日から南崎ツアーに参加いただいたお二人の写真です。4月30日の朝も結構な雨になり、どうなるかと思っていましたが北港へドライブに行き時間をづらし予定通りのコースを歩き切りました、次回は母島にぜひダイビングと山で遊びに来てください、お待ちしています。

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20180406

 南風がさわやかに吹く4月の乳房山を大阪から来島されたご夫婦をご案内しました。

 

 世代は私より一回りほど先輩になりますが大変若々しく好奇心旺盛なお客様です。

 写真のように好天に恵まれた分、母島ならではのカタツムリを探すのに苦労しました。

どうにか私が発見した後、奥様が山頂を越えたところで見つけてくれました。自分の目で探して発見することはガイドツアーの中では重要なことです。人から教えてもらうことより何倍もの喜びと印象に残るからです。

 

 何年か後は、私たちも二人のようなご夫婦を見習いたいと感じた一日でした。ありがとうございまいた。

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20180303

 今日が誕生日のお客様を、3月2日に南崎、鍋弦山そして3月3日に乳房山をご案内しました。

 

 昨日今日と天候には大変恵まれ、アカガシラカラスバト、メグロ、オガサワラオカモノアラガイ、シマウツボなど母島のアクターやアクトレスたちに巡り合えました。

 

 決して大きくはない母島ですが3か所をご案内したことで植生の多様性を感じいただけたと思います。そうした多様性が新生固有種を生み出す土壌になっています。

 

 明日は、芝崎さんと堺が岳の予定ですね、今日は残念ながら鳴き声しか聞かれなかったオガサワラノスリに出会えるといいですね。

 

 お誕生日プレゼントの「タコの実酒」、ほんの味見程度ですが実家に戻ってお父様とご笑味ください。また明日と父島の旅も楽しんで帰ってください、またの来島をお待ちしています。

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20180122

 今年になって初めてのブログです。昨日はご主人が2回目のリピータです、その時母島を気に入り今回は奥様と二人で母島のみの旅程で来島しました。  お二人とも私とほぼ同世代自分の夫婦と比較するわけではありませんが写真のような仲の良さがいいですね。

 メールのやり取りで最初は乳房山トレッキングを予定していました。そのウオームアップで東京の山をお二人で登ったそうです(そこまで準備すること自体今回の旅行への意気込みが分かります)。その時奥様が少々腰を痛めたとのことで乳房山から南崎へ変更しました。

 冬のこの時期でしたが風もなく恵まれた天候の中、心地よいトレッキングを私も楽しませていただきました。

 もし機会があれば次回は乳房山に挑戦してください。

 

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20171014

 秋晴れの昨日、個性豊かな3人のお客様を乳房山にご案内しました。

 

 それぞれ一人旅なのですが、父島でも同じツアーで同行したり一緒に食事を取ったりとチームができている3人組です。

 

 旅の楽しさの一つに旅行先での人との出会いがあります、3人はそれをクリアーしていました。今日はそこに私が加わり母島に魅力を伝えました。

 

 乳房山では、必ず紹介するカタツムリやメグロですがこの日のコンディションは少し中途半端でした。アカガシラカラスバトも鳴き声は聞こえたものの姿までは見ることができませんでした。

 

 そんなわけで、宿題を残したようなツアーでしたがまた挑戦してください・・・なのかな?

今日の船で戻るとのことですが、それぞれのお仕事頑張ってください。

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20170922

 秋晴れの昨日、ちょうど1年前に石門を一緒に歩いたリピーターのお客様と私と同年代のお客様を南崎にご案内しました。

 

 南崎は、石門の森とはかなり違う表情を持っています、リピターのお客様にはそこを見ていただくことを強調し、初めてのお客様には秋晴れの空に生える南崎の海を楽しんでいただきました。

 南崎は、標高が低いことから乳房山や石門と違って身近に海を感じることができます。

 

 南崎の後、鍋弦山指定ルートに行き石門、南崎とは全く違う植生を見ていただき小さな島の中での多様性を紹介しました。

 

 次回は、乳房山に3人で登りたいですね。

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2012920

 

  母島の属島になる、無人島の向島に行きました。

 

 沖港から約20分で行けますが途中の海と空が夏と秋の間という感じでとてもきれいでした。

 

 昨日は石門で季節の移り変わりを感じましたが、今日は海の上でそれを感じられました。

 


2012919

 

 林野庁の仕事で石門に入林しました。3日前の都市大の皆さんと入ったときはそれほど激しく鳴いていなかったオガサワラゼミが昨日はメグロの声が全く聞けないほどの大合唱でした。

 オガサワラゼミは、ツクツクボウシの仲間のため9月から10月の夏の終わりに羽化して鳴き声を聞くことが出来ます。

 しかし、母島では1980年代に入ってきたグリーンアノールの捕食圧のため村の中ではほとんどオガサワラゼミの鳴き声を聞くことが出来なくなってしまいましたが、アノールの生息数が少ない石門のような薄暗い森の中とアノールのいない属島では、こうして頑張ってくれています。

 

 また帰り際、巡視路脇で今年初めてムニンシュスランの開花を確認しました。まだまだ暑い日が続く母島ですが森では季節の変わり目に入っています。

 

       ムニンシュスランの開花
       ムニンシュスランの開花

   萩谷准教授による母島の地質についての解説
   萩谷准教授による母島の地質についての解説

2012916

 

 9月14,15日続けて東京都市大学知識工学部自然科学科の先生お二人に学生たち4人と行動をともにしました。

 萩谷先生を中心に野外調査法と実習を昨年から小笠原で行っています。昨年はちょうど「3,11」のあのときに来島していましたが私は一日石門のガイドを引き受けただけの係りでしたが、今年はひょんなことから丸二日一緒に行動しよるも食事をともにしたりと去年よりつながりが深くなりました。目的意識を強く持ちまじめに自分の課題に取り組む学生ととても気さくな先生お二人がまるで家族のような雰囲気でした。

 来年また来島するのを楽しみにしています。

 

 また今回突然のなか外来種駆除の体験をセットアップして学生たちに大変意義深い示唆を与えてくださった日本森林技術協会の園田さんにはこの場をかりて御礼申し上げます。こうした取り組みが母島らしいツアーのひとつなのかな。

 

 と思った次第です。

 

  園田氏による母島での外来種駆除の現状と課題等についての解説
  園田氏による母島での外来種駆除の現状と課題等についての解説
         外来種ギンネム駆除の実体験
         外来種ギンネム駆除の実体験

   未明のホノルルクイーン
   未明のホノルルクイーン

2012907

 

 本日の日記は、ツアーのことではなく我が家(といっても都営住宅ですが)の庭(?)に咲いた森林性サボテン三角柱の花のことです。

 夜咲く一夜だけの月下美人はとても有名ですがその月下美人を一回り大きくしてちょっとエキゾチックにさせたのがこの花です。品種名で「ホノルルクイーン」と派手な名前がついています。

 

 15年ほど前に植えたのがこんなに大きくなり、毎年この時期に見事な花を一夜限りで続けて4~5日咲かせてくれます。

 

 ドラゴンフルーツというフルーツはこのサボテンの実です。また三角柱は丈夫なサボテンなので台木としてもよく利用されます。

 


        儀兵山休憩所にて
        儀兵山休憩所にて

2012903

 

 9月晴れの昨日、のりがいい元気なお嬢様お二人を早朝6時から乳房山にご案内しました。お一人は8回目もうお一人は2回目ただし母島は初めてというお二人です。そんなお二人に母島の感想を聞いてみると、「父島とは全然違う。のんびり感ゆっくり感がより濃い。」とのことでした。

 

 私たちはよく「母島らしさ」という言葉で差別化をしていますがその「母島らしさ」って人によって捉え方がまちまちだったりしています、その「母島らしさ」をもっと共有し具体化するのが母島の観光を特徴づけるひとつの道ではないかと思っています。

 

 元気なおふたりさん今度は石門に挑戦してみてください。

 

 

 

         大崩湾のグラデェーション
         大崩湾のグラデェーション

   堺が岳のムニンセンニンソウ
   堺が岳のムニンセンニンソウ

2012819

 

 私の長男茂木大海と母島保育園時代同級生だったという藤本文人君とその父と妹さんの3人と石門へ行きました。8月7日にはまだ五分咲きだったセンニンソウは写真のように満開で大変見応えもありました。

 日曜日でおとーさんの野球が終ってからの出発だったので、ちょうどここでお昼になり、縦に座って眺めのよい場所でさわやかな海風を受けながらのお弁当は、なかなか気分の良いものです。

 今日の石門は私たち以外誰も入山していませんでした。そんな静かな石門で(石門はそんなツアーが多いですが)昨日の雨がうそのように晴れた夏の1日で母島の森の一つを感じていただけたでしょうか?

 

 

     さーっ、これから石門を目指すぞ
     さーっ、これから石門を目指すぞ
   お疲れさま、帰途の藤本親子
   お疲れさま、帰途の藤本親子

      あっ、メグロ
      あっ、メグロ

2012813

 

 今日のガイドは、ほのぼのとした雰囲気を持つ親子を南崎にご案内しました。

 何度か南崎に設置してある人工水場でメグロの撮影を試みたのですが全て空振り。もうほとんど諦め、帰途「もう最後だしお水だけ入れてやりな・・」と小学校1年の幸ちゃんがペットボトルに溜まった水をバードバスに入れていたその最中にやってきました。全く彼女を警戒することなく50cmほどの距離で。

 驚いたのは幸ちゃんよりそれを観ていたご両親です、きっと至近距離でいい写真も撮れたことでしょう。

 

 

 

 

       メグロさん来ないかな
       メグロさん来ないかな

    ムニンセンニンソウ
    ムニンセンニンソウ

2012807

 

 久しぶりの石門ツアーです。

 

 新婚旅行のお二人は昨日の乳房山登山に続いてのお客様でした。

エコツアーの大切なことの一つは個人同士のつながりと私は思っています。

 それは、ガイドの私とお客様であったり今回のようにお客様同士の新鮮な出会いもその一つでしょう。

 

 若いころあっちこっちうろうろした経験で印象に残ったのは

その土地での人との出会いでした。

 そうしたサポートをするのも私たちガイドの仕事のひとつかな、と

思った今回の楽しいツアーでした。

 

    石門ルート途中にて、「それぞれ夢中」
    石門ルート途中にて、「それぞれ夢中」
       石門ルートからの大崩湾
       石門ルートからの大崩湾

石門終点、やっったと達成感のお客様方
石門終点、やっったと達成感のお客様方

2012727 

 

 本日は、30代の若いお客様を石門にご案内しました。 今回も昨日乳房山をガイドした若いご夫婦が続いて私のガイドで石門に行きました。 人それぞれです、嗜好や思い入れいろいろあるなか、やっと母島まできていただいたお客様に、母島のよさを伝え、またここで起こっている問題を共有することがガイドの仕事と思っています。

 

 サブガイドではなく、本人の勉強のためと同行してくれた芝崎さんには感謝しています。ガイドの仕事で大切なことの一つとして安全管理があります、石門ツアーで4人はmaxに近い人数でした、彼がいたことでとても気が楽になりお客様の対応も余裕が出来ました感謝しています、そんなツアー私も楽しめました、若い皆さんも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 

 それを物語るのはポーズを決めたこの写真かな??? 

 

     今日見えた大崩湾のグラディエイション
     今日見えた大崩湾のグラディエイション
ルートから遅咲きのオガサワラシコウラン撮影中
ルートから遅咲きのオガサワラシコウラン撮影中

2012719

 

 7月17,18日と続けて南崎のガイドでした。梅雨明けの青い空に海の色がとても美しい小富士からの写真を2枚ご紹介します。今日19日が大潮なのでちょうどお昼頃が干潮で珊瑚もよく見えています。

 母島ではこの時期、南崎の小富士からのこの景色が一番美しいかもしれませんね。

 

       小富士山頂より鰹鳥島を望む
       小富士山頂より鰹鳥島を望む
      山頂より南崎の浜を見下ろす
      山頂より南崎の浜を見下ろす

      乳房山下山中
      乳房山下山中

2012706

 

 久しぶりの乳房山ツアー、ハハジマノボタンやオガサワラシコウラン、イモランなど母島の夏花(?)が開花しているこの時期に、そうした夏花の様なお客様お二人をご案内出来たのは偶然だったのでしょうか?

 

 私の長女とほぼ変わらぬお二人をご案内しましたが、お二人のようにしっかりと自分を持って生きて欲しいと実娘に対し親父は思いました。

 

 すいません、個人的な話で・・・。

 

 彼女たちも大変喜んでいましたがこの時期母島のコアなお花に出会えるときです、海もなぎなのなので海山ともにお勧めの時です。

 

    オガサワラオカモノアラガイ捜索中
    オガサワラオカモノアラガイ捜索中
発見・・・happy
発見・・・happy

石門の終点 展望台にて
石門の終点 展望台にて

2012703

 

 本日は、外来種駆除のしごとで妹島に行っていました。27年母島在住で初上陸です。

 ハハジマメグロは、母島本島とその属島である向島と妹島にだけ生息しています。その理由は標高の高さと言われています。妹島は母島の属島の中では一番標高の高い島です。その高さが台風その他の天災からメグロを守ったのでしょうね。

 

 さて、本題になりますが昨日のツアーの写真です。昨日は石門に添付したお嬢様方をご案内しました。石門のよさが分かるにはまだ早いなんてかってにこちらが思っていた私の娘と同じ歳のお客さんもご覧の通りとても楽しそうでした。

 

 

 


      大崩湾撮影中
      大崩湾撮影中

2012626

 

 その後、予定通り9時に沖村を出発し乳房山に登り始めました、しかし10分もしないうちに予期せぬ雨が降り始め、南の暗い雲の方から落雷まで聞こえ始めました。雨はまだしも雷は登山にとって大変危険です。

 携帯が通じるところで観光協会事務局に電話をして下の状況を教えてもらい、結果半分くらいで下山しました。

 しかし下山してみるとその雲も薄らぎ明るくなってきました。そこで気を取り直して登ったのが堺が岳です。乳房山で見られなかったハハジマノボタンも見ることが出来たし、何より夏の濃い青々した母島の海と登れなかった乳房山を裏から拝見でき、お客様もまずまず満足だったのではないでしょうか?

 

                    石門方向 撮影中
                    石門方向 撮影中


 

2012626

 

 長い梅雨が終わり、例年通り返還祭をさかいに母島は夏本番です。

この日記も雨の光景ばかりをお伝えしましたが、写真は都営住宅のわが家から見た今朝7時30分ころの風景です。

 

 説明は不要。といった感じの夏空です、この時間に畑から戻ったのですが

すでに汗びっしょりです。

 

 今日は、これから女性のお客様お一人を乳房山にご案内します。梅雨の時と違って水は1リットル以上必要、また熱中症に備えてこれからはアイスノンも持って行きます。

 

 朝の乳房山頂上付近は、まだ雲に覆われていましたが、登頂のころは霧も晴れて母島の夏の海と空を期待したいものです 。

 

      わが家都営住宅からの海です    
      わが家都営住宅からの海です    

   堺が岳手前のヒメツバキ林
   堺が岳手前のヒメツバキ林

2012612

 

 6月中旬になり、内地の梅雨入りがニュースに聞かれる季節になりました。例年だとこの時期太平洋高気圧が安定しはじめ、いよいよ夏の本番か?

というころですが、今年は違います。暑くならない、梅雨があけない、です。

 

 そんな中新婚旅行のお二人とプロの写真家の3人を石門にご案内しました。写真家のお客様は取材ということではなくただ気に入った風景に出会うとシャッターを切るという感じでした。でも、しかしそこは、やはりプロです。写真のように三脚を立てさすがにとてもいい機種で撮影をされていました。

 新婚旅行のお二人も大変気さくなご夫婦で(前の日記もそういえば新婚さんでしたね)初対面とは思えない3人のよい雰囲気で楽しいツアーでした。

 

 

 

 マルハチに着生するシマゴショウを観察するおふたり
 マルハチに着生するシマゴショウを観察するおふたり

   樹上性カタツムリ撮影中
   樹上性カタツムリ撮影中

2012522

 

 5月も下旬に入り、山のお客様も団体から個人のお客様に変わってきています。そんななか今日は初々しい新婚さんカップルを石門にご案内しました。

 うち同様姉さん女房ということで奥様が常にリードする感じで進みました。(うちもそうかな)それでも高校時代山岳部だったご主人が足元の悪い(滑りやすい)下りのは、ご主人が奥様を気遣って帰途でした。(うちもそうかな)

 

        石門の終点 東港展望台
        石門の終点 東港展望台

ダウンロード
ハハジマメグロ
 日記に動画が貼り付けられるということで行ってみました。
メグロ1.avi
ビデオファイル 20.7 MB

       堺が岳登山中
       堺が岳登山中

2012430

 

 ゴールデンウイーク初日の今日は写真の通り若いお嬢様たちとの石門ツアーでした。大学でも生物を専攻していて今もそれを生かした仕事に従事している子もいました。

 そんな彼女たちですが、オガサワラオカモノアラガイを発見して「かわいい」と歓声をあげ、大崩湾の石灰が夕べの雨で流れ出ている白いグラディーションを観ては「きれー」と歓声をあげ、10mを超える木性シダのマルハチを見上げては感動したり。

 若いってほんといいですね。

 

 帰りのルートでは、おそらく今シーズン最後と思われるザトウクジラのブローにも出会えましたし、天気も快晴とはいかなかったものまずまず山歩きにはちょうどよい外気でしたし、春の石門を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 

   巨大な着生シダ「シマオオタニワタリ」撮影中
   巨大な着生シダ「シマオオタニワタリ」撮影中
       石門ルート 小屋の沢
       石門ルート 小屋の沢

     早朝5時前の登山道
     早朝5時前の登山道

2012427

 

 前回は雨の石門、今回も雨シリーズというわけではないのですが雨の乳房山をご紹介します。昨年から林野庁関東森林管理局から母島の希少野生生物保護管理員という委託を受け月に3回ほど母島の森を巡視しています。

 今日は「ハハジマメグロ」のラインセンサスで乳房山に登りました。

小鳥たちは早朝が動きがよく、また繁殖のこの時期だと未明のころ雄のさえずりを聞くことが出来ます。

 メグロの密度は母島本島内ではかなり高いものと思います。「ヒィーヨェ」といった優しい地鳴きはツアー中でも必ずといっていいほどよく耳にしますが、オスがなく自分の縄張りを誇示したりメスを惹きつけるためのさえずりは、普段はなかなか聞くことが出来ません。

 この繁殖の時期の早朝に聞くことが出来るといわれています、そんな訳で写真のようにライトが必要なくらいのとき登り始めました。肝心のさえずりは1度だけ確認できたのですが、私の耳がまだその声に慣れていないので

聞き逃してしまっている可能性もあります。メジロのさえずりに似ていてやや低めに低音で鳴きます。

 

 ではなぜ早朝のこの時間にさえずるのか?

内地のカラ類(シジュウカラやコガラなど)は、メスが早朝に産卵をするそうです。そしてその産卵直後の数時間が次の卵の受精可能の率が高まるそうです、そんな時間にもし別のオスに浮気をされたら次の卵は自分以外の遺伝子を持った子になり他の父親の子を育てなくてはならなくなります。そこでカラ類はこの時期その早朝に一生懸命さえずるそうです。

 メグロの早朝のさえずりにも、カラ類にみられるような必然がきっとあるのでしょうね。

 

 写真は、そんなメグロと関係なく今日の朝のそれも雨にそぼる乳房山です。途中から降られたのですが、降り始めると鳥たちの動きが止まり、写真のような固有のカタツムリが大喜びしていました。

 

 

        雨で生き生きするシダ植物
        雨で生き生きするシダ植物
 雨で喜ぶ固有の樹上性カタツムリ
 雨で喜ぶ固有の樹上性カタツムリ

   霧につつまれた石門台地
   霧につつまれた石門台地

2012414

 

 春の低気圧の通過に伴って寒冷前線が小笠原の上空にあり、不安定な天候の中

石門へ巡視の仕事で入りました。

 このホームページのヘッダーの写真もそうなのですが、実は石門はしっぽりと霧につつまれた方のが雰囲気は出ると私は思っています。 実際ここ石門で生育している植物やカタツムリは、この高湿度に順応して進化したものばかりです。

 また霧に濡れた植物は生き生きとして写真写りもよくなります。

 


  コフキサルノコシカケ撮影中
  コフキサルノコシカケ撮影中

2012403

 

 きょうのお客さんも、2航海でゆっくりと父島母島の山と海を回られている一人旅の女性です。

 お仕事は薬の研究部門で活躍されているとのことで、石門の尾根ルートに出現する写真のサルノコシカケに興味をもたれたようです。昔は漢方の材料として珍重された時代もあったそうです。そんなお仕事のためかまたプライベートガイドだったので私も彼女に合わせたガイドが出来たのでいろいろなことを今日一日で吸収してくれました。

「また是非、母島に来ます」と明るい挨拶でわかれましたが、次回彼女が来るときもごみ一つ落ちていない変わらぬ石門をご案内したいものです。

 

          石門、小屋の沢
          石門、小屋の沢

頂上近くでカタツムリを探しているところ
頂上近くでカタツムリを探しているところ

2012401

 

 おがさわら丸出港翌日ですが、このホームページからお申込をしていただいた気さくな荒井さん親子が今日の乳房山ツアーのお客様です。

 天気予報は、曇りのち晴れでしたが、頂上が近づくお昼前になるとお日様はほとんどなくなりまさに霧の中の雲霧林を歩くツアーとなりました。

 そんな訳で、頂上からの眺望は見られませんでしたが、写真のように着生植物が生き生きしている様子やオガサワラオカモノアラガイ、テンスジオカモノアラガイ、その他固有の樹上性陸産貝類が沢山確認できました。

 荒井さん親子、明日は父島に渡り、まだ釣っていない小笠原での魚釣りに挑戦するそうです。

 長期の休みを調整する事が難しい日本社会ではなかなか出来ない事かもしれませんが荒井さん親子のように2航海の旅程で父母両島をゆっくり過ごすのが小笠原旅行の理想だと思います。

 

テリハハマボウに着生したシダたちに感嘆する荒井さん親子  
テリハハマボウに着生したシダたちに感嘆する荒井さん親子  

     親子でメグロの観察
     親子でメグロの観察

2012323

 

 快晴の乳房山登山日和の今日、ほのぼのとした親子のお客さんお二人をご案内しました。昨日は父島のハートロックに行かれたそうで、そこの森や植物の違いに驚いたり、春の母島の山の空気をいっぱい吸ってもらえました。

 そんな一日の中でお二人が一番喜んでくれたのは写真にあるメグロの観察だったのでは、登りのコースで国立公園区域に入ってすぐにある人口水場で10分ほど休憩をかねて座っていたら、次から次へとメグロやハシナガウグイスが水浴や給水に現れました。ここ何日かまとまった雨がなかったので自然の水場がなくなっていたようで、小鳥たちも気持ちよさそうに水浴びをしていました。

    ハハジマメグロ
    ハハジマメグロ

     カタツムリ観察中
     カタツムリ観察中

2012321

 

 今月から石門コースの一部が利用できるようになり、昨日のツアーは今年二回目の石門コースです。私の長女と同じ歳の若いおふたりでした。

 写真は、ルート脇に生育している母島の固有シダであるリュウビンタイモドキの大きな葉っぱの上にいたやはり母島の固有かたつむりオガサワラオカモノアラガイを観察し写真撮影の最中です。

 前回の石門ツアーでは、偶然アカガシラカラスバトに遭遇しました。

来月から全面利用できるようになりますがいろいろな自主ルールがあり、入林に際してはそれなりの装備と体力が必要です。もし石門ツアーをご希望されるとしたらそうしたことを確認の上お問い合わせください。

 

       オガサワラオカモノアラガイ
       オガサワラオカモノアラガイ

    オオハマボッスの開花
    オオハマボッスの開花

2012309

 

 3月に入って一週間が過ぎました、内地も暖かい日が続いているようですが、母島も急に春が訪れた陽気です。

 

 写真の「オオハマボッス」の花と「ムニンハマウド」の花序は、どちらも

春を告げる海浜性植物の代表です。サクラソウ科のオオハマボッスは可憐で清楚な雰囲気で春の訪れを教えてくれます。セリ科のムニンハマウドは、逆に男性的な力強さを持つ春の到来を感じます、写真では分かりづらいと思いますが今はまだつぼみです、これが開花するころはかなり夏の本番に近づいているころです。

 

 ツツジ科の「ムニンシャシャンボ」ですが、これは冬の花でこの花が終ると、春の訪れなのです。

 

 

          ムニンハマウドの花序
          ムニンハマウドの花序
       ムニンシャシャンボの花
       ムニンシャシャンボの花

    オガサワラカワラヒワ
    オガサワラカワラヒワ

2012223

 

 巡検という国有林地と民有地の境界杭をチェックする仕事で、島民もあまり知らない母島の北にある館山に行く予定でした。準備万端整え「さー出発」と行った途端に雨が降り始め中止としました。

 この仕事のおかげで、普段足を踏み入れる事のないようなところへ行く事ができます。今後も続きそうなのでこの日記のねたとして利用しようと思っています。

 

 さて、そんなわけで時間が突然空いたのでこの日記を書き始めました。写真はオガサワラカワラヒワという母島列島と火山列島(硫黄列島)のみに生息する

カワラヒワの一亜種です。内地にいるカワラヒワより体が小型なのに対してくちばしが大きいのが特徴です。これは内地のカワラヒワが食べる種子より硬い小笠原の乾性低木林の樹木の実を餌としているためといわれています。

 先便のガイドツアーのお客さんのなかにバードウオッチャーがいて、南崎に行ったとき、ぜひ見たいと言っていたのですが現れる事がなかったのでここに登場してもらいました。

 写真のオガサワラカワラヒワは、2009年の秋に写したオスの写真です。私たち島民もめったに見る事が少なくなった小鳥で絶滅危惧IB類(EN)に属しています。