2016612

  沖村から見える乳房山山頂付近には濃霧が覆う梅雨空の中、旅先で出会ったという3人組を石門へご案内しました。

 私とほぼ同世代のご夫婦と彼女に結婚を申し込んでから小笠原旅行に旅立ったという青年の3人組です。

 

 出発から堺が岳を過ぎるあたりまでは、乳房山山頂同様霧の中の登山でした。しっとりと結露に濡れたシダの上に固有のカタツムリを探しては小笠原の中でもここにしか存在しない生態系のことをお話ししました。その後予想に反して晴れ間が出て、まず今日は望めないとあきらめていた大崩湾の眺望も見下ろすことができました。

 

 終点の東港を見下ろす展望台では晴れ間こそなくなりましたが、写真のような幻想的な雰囲気を楽しみ、15時前に帰途につきました。

 尾根ルートを歩いているころポツリポツリと雨を感じたと思ったらその後、土砂降りの大雨となり簡易な雨具など着てても全身びしょぬれ状態に4人ともなっていました。でもその濡れた身体が不思議に不快には感じられず、かえって石門の自然に同化していく楽しさを感じたのは私だけではないと思います。

 

 濃霧、晴れ間そして大雨と目まぐるしく変化していく石門をご紹介できたのは、非常にラッキーなツアーだったのではないでしょうか?長い一日でしたが・・・。

 

 まだまだ続く小笠原の旅行、ゆっくりのんびり楽しんでください。またこれから始まると思われる新婚生活は、先輩ご夫婦の仲の良さをぜひ見習ってください。

 

 お幸せに・・・・・。