20160730

 太平洋高気圧が強く張り出した小笠原らしい天気が続くこの頃です。

 そんな真夏の昨日、私の長女と同じ年のお客様を観光で行くことが可能な母島の北から南までご案内しました。

 右の写真は大沢海岸です、ここが北の端、午後からは南崎の小富士へ、そこが南の端っこになります。単に北から南までというコースを選んだわけではなく。それぞれが小さなこの島でも植生の多様性がそれなりにあることを伝えたかったのです。

 

 大沢海岸までの登山道は二次林の森、南崎の森は母島では乾燥気味で海の影響を大きく受けている森です、そして最後に行った鍋弦山指定ルートは森のない海岸植生が見られます。そして今日は、湿性高木林の石門を歩いていると思います。

 

 この二日間で母島にも多様性があることを体感していただければ幸いです。そんな中でそれぞれの固有生物がその環境に合わせて進化していったことを理解してもらえたのではないでしょうか?