20160912

 母島でも秋の気配を感じるこの頃ですが、そんな秋晴れの日に父島母島を二航海で旅行中のお客様を石門へご案内しました。

 

 秋晴れとはいえ朝方には、激しいスコールのような雨がありその雨のため大崩湾に石門から流れ出た石灰の白い帯が小笠原の碧いボニンブルーの海とのコントラストで、とてもきれいな表情を見せてました。

 またその雨のおかげで石門の主たる下層植生のシダがしっとりと濡れ木漏れ日に輝き、その葉っぱの表面をよく観察すると、この森の主役のひとりである固有のカタツムリが嬉しそうに活動しています。

 

 そうです石門は、ちょっと雨に濡れた方がその表情を豊かにしてくれるのです。午前中は霧に包まれていた堺が岳でしたが午後にはその霧も晴れて、石門の帰途お客様を頂上までご案内して下山しました。

 

 まだまだ日数がある残りの小笠原滞在を楽しんでください、また機会があったら母島にお越しください。お待ちしています